長州力が藤波辰爾に贈った言葉
2019年4月21日ドラディションが大阪AATCホール大会を開催。メインイベントではドラディション代表・藤波辰爾と長州力が6人タッグマッチで激突。
大会DATA
試合結果
メインイベント
60分1本勝負
○長州力&越中詩郎&坂口征夫
リキラリアットからの片エビ固めで長州力のピンフォール勝ち |
6月でリングシューズを脱ぐ長州力。大阪での「名勝負数え唄」はこの日がラストとあって、多くのファンの方が来場されたようでした。大阪府立体育会館での二人の激闘が懐かしいですね。
と、この日の試合は長州力が大阪ラストをラリアット締め。クライマックスをしっかり締めました。が本当のクライマックスは試合後に訪れます。長州力がリング上から藤波辰爾へ贈った言葉−−−。
長州力・大阪のファンへの最後のメッセージと藤波辰爾への想い
どうも、大阪のプロレスファンの皆様方、本当に昭和・平成と、藤波辰爾と二人で力いっぱい駆け抜けてきました。でも、僕はここまでです。これが精一杯です。
大阪大会はこれが最後になりますけど、藤波辰爾より先にリングを降りるということは、少し後ろ髪を引っ張られるような思いです。
でもたとえリングを降りても、昭和で競い合った彼(藤波辰爾)のプロレス、彼の呼吸、彼のリングの間、誰にも真似が出来ないことです。彼はレスラーです。
私はリングを降りますけど、これからもドラディション、藤波辰爾を個人的に応援していきたいと思います。皆さん、これからもプロレス界で大変貴重な藤波辰爾、まだ彼は出来ます。ぜひご声援をよろしくお願いします。
皆さん、どうもありがとうございました。
普段、リング上でのマイクアピールを嫌う長州。一度目の引退時にリング上から言葉を言ったことは記憶にありましたが、他はあまりないのでは?言いたいことはバックステージでマスコミにのみ語るその一貫した姿勢をこれまで見てきただけに、藤波辰爾への想い・心の奥底に閉まってあった本当の気持ちを吐露する言葉の数々に「あ〜今度は本当にやめてしまうのだな」と、感慨深いくもなり・・・。
普段、あまり喋らないだけに、たまに言葉を発信すると、それ自体が名言に昇華してしまう瞬間を何度も見てきました。
例えば2000年7月・vs大仁田厚戦前に言ったの「またぐなよ」。
近年では2018年1月・伊橋剛太に送った「プロレスをやろうと思わないほうがいい」
などなど。
あと何回長州力の名言が聞けるのか。ただ、この日の藤波辰爾への言葉。
「昭和で競い合った彼(藤波辰爾)のプロレス、彼の呼吸、彼のリングの間、誰にも真似が出来ないことです。彼はレスラーです。」
これに勝る名言なし、と彼らを見続けたものにとって、そう思ってしまうのです−−−